数ヶ月前に生まれた我が子が早いものでもうすぐ生後6ヶ月…。もうそろそろ離乳食を始める時期だと分かっていても、

「どのタイミングでスタートさせたらよいのかしら?」

「何時頃与えればいいのかしら?」

「どんな風に進めていけばよいのかしら?」

とはじめての育児は赤ちゃんが成長するにつれ、お母さんも疑問がたくさんでてきますよね。

私自身も育児奮闘中の母親ですが、離乳食をあげていた時期は間違いがないように育児本と睨めっこしながら離乳食作りをしたり、子どもが食べたものを忘れないようにメモしたり、結構慌ただしく動いていて思い返せば余裕を持って勉強しておけばよかったな…。なんて思っています。

まずお話したいことは、基本的な離乳食の進め方を理解していれば難しいことはありません!

はじめはお子さんが離乳食をスタートする前の様子が以下の項目に3つ以上該当するかチェックしていきましょう。

  • 母乳やミルクを飲むサイクルが安定してきた
  • 大人が食べている食事や食事中の姿に興味がでてきた
  • 最近ヨダレの量が増えた
  • 首が座って支えていれば座れるようになった
  • 離乳食用スプーンを口に入れたとき、舌で押し出すことが少なくなった

どうでしたか?3つ以上該当があれば、赤ちゃんの体調の良い日に離乳食をスタートしてみましょう!

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初めてでも簡単にできる!離乳食の進め方スケジュールをわかりやすくご紹介

離乳食をスタートするにあたり、まずは離乳食を与える時間を決めましょう。

オススメは午前10時頃に「離乳食+母乳またはミルク」です。この時間であれば赤ちゃんの機嫌がよくお母さんも余裕を持って食べさせられますし、もし万が一食後に体調が悪くなった時はすぐ病院へ行けるメリットがあります。

離乳食スタート前に、「離乳食の時間」を決めておきましょう!ではこれから、離乳食の進め方をわかりやすくお話していきます。

離乳食初期(5•6ヶ月頃)

赤ちゃんの食べ方

口に入った食べ物を、舌を前後に動かし奥に少しずつ移動してゴックンと飲み込みます。

1日に与える離乳食の回数

最初は1回から。スタートから1ヶ月後、離乳食を小さじ10さじ以上食べられるようになったら、12回の離乳食に増やしましょう!

2回目の離乳食は午後のタイミングの授乳またはミルクの時間で、こちらも「離乳食の時間」として決めましょう。因みに我が家は1回目10時、2回目が14時でした。

かたさの目安

ヨーグルトやポタージュのようなトロトロの状態。たとえばこんな感じです↓

1.炭水化物(ごはん)

お米1:10の割合で炊くお粥を粒がなくなるまですり潰した状態にしましょう。

2.野菜類果物類

柔らかくなるまで茹でます。
その後すり潰し滑らかな状態になるようにお湯でのばしましょう。

3.タンパク質(白身魚など)

魚を茹で、皮や骨をキレイに取り除きます。すり潰してからお湯で伸ばしてペースト状にしましょう。すり鉢やフードプロセッサーを使うとよりスムーズに調理できます。

ない状態で離乳食作りを毎日するのは、挫折しそうになりますよ…。

初期の終わり頃には、少し水分を減らした粒が少し残るものも上手に飲み込めるようになります。

離乳食中期(7•8ヶ月頃)

食べ方

舌を前後や上下に動かして口の中にある食べ物を上顎に押し付けて、モグモグと潰す動きをします。

1日に与える離乳食の回数

2回

かたさの目安

豆腐くらいのかたさ。例えばこんな感じです↓

炭水化物(ごはんなど)

1:7で炊くお粥をすり潰したもの。

野菜類果物類

豆腐のかたさくらいまで柔らかく茹でて、みじん切りにしフォークで粗めにつぶしましょう。

タンパク質(白身魚など)

茹でて皮や骨を取り、フォークを使ってできるだけ細かくほぐしましょう。

離乳食後期(9〜11ヶ月頃)

食べ方

舌は左右にも上手に動かせるようになります。
食べ物を移動させ、歯茎でつぶしてモグモグ食べます。

この頃前歯が生えてきますよ!

1日に与える離乳食の回数

3回

かたさの目安

歯茎で潰せるバナナくらいの柔らかさ。たとえば、こんな感じです↓

1.炭水化物(ごはんなど)

1:5から徐々に米1:3と、米粒がはっきりした状態の軟飯へ移行

2.野菜類果物類

バナナぐらいに柔らかく茹でましょう。
10ミリくらいの角切りにします。

.タンパク質(白身魚など)

茹でて皮や骨を取りましょう。歯茎で噛むとすぐに崩れるくらいにほぐします。

離乳食初期から後期までの進め方についてお話してきました。

離乳食を始めたばかりの頃はなにかと心配事や少し慣れてきた頃にちょっとした疑問など出てくると思いますが、まずはお子さんと食べる楽しさを感じさせながら気楽に進められたらいいですね!

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離乳食の進め方の他に量や材料はどうする?そんな時は献立カレンダーがオススメ

初期〜後期までの離乳食の進め方を大体理解していただけたかと思いますが、食べさせる食材やどのくらいの量をあげたらよいか疑問を抱いていませんか?

では初期•中期•後期にわけて与える量や材料の解説をしていきます。

離乳食初期(5•6ヶ月頃)

与えるもの

消化の良い炭水化物からはじめましょう。

1週間経ち慣れてきたら徐々に野菜果物(人参バナナりんごトマトかぼちゃほうれん草など)を与え、3•4週目かや豆腐や白身魚などのタンパク質と進めていきます。

味付けは、赤ちゃんの内臓に負担がかかるのでしないでくださいね。

食べさせる量

※カッコ内はあくまで目安です

(1週目/炭水化物小さじ1、慣れたら小さじ2)

離乳食を始めて最初の1週間は、小さじ1(5ml)の量の炭水化物からはじめます。
フィーディングスプーンで、ゆっくりゴックンできるように5回くらいに分けて与えましょう。

あまり食べなくても、母乳やミルクで栄養は取れているので量は気にせず赤ちゃんのペースに合わせてくださいね!

あくまで目安ですが、慣れたら徐々に増やし小さじ2杯分を与えるようにしましょう。

(2週目/炭水化物小さじ3、野菜果物類小さじ1)

2週目からは、炭水化物に加え野菜類や果物類を組み合わせましょう。
必ずはじめて与える食材は1回につき1種類で小さじ1くらいです。

(3週目/炭水化物小さじ4、野菜果物類小さじ13、タンパク質小さじ1)

(4週目/炭水化物小さじ5、野菜果物類小さじ4、タンパク質小さじ2)

3週目〜4週目は、炭水化物+野菜か果物+タンパク質を与えます。タンパク質は消化しにくい食材です。

豆腐や白身魚などの消化のよい食材を選びましょう。このときも、必ず食材は1回につき1種類で小さじ分くらいです。

無理なく食べてくれるようなら4週目頃から2回食にチャレンジしても大丈夫ですが、赤ちゃんにより食欲旺盛か食べるペースは遅いかなど違いますので様子を見て判断してみてください。

我が家の場合は、食欲旺盛で空っぽになると泣き出し「まだ食べたいよ〜!」とテーブルを毎回バンバン叩いていましたが、ミルクを与えるとニンマリしながら落ち着くことが多かったり、はじめてイチゴを与えたら酸っぱかったようですごい顔をしてみたり…。

離乳食作りは大変ですが、はじめて口にする食べ物を味わってどんな反応をするのか、好き嫌いがわかりやすく親としてとても楽しいひと時でした。

離乳食中期(7•8ヶ月頃)

与えるもの

初期に比べ消化機能が整ってきています。

調理の際お醤油や味噌、バターなどを使ってもよいですが、あくまで香りづけ程度にし脂肪分や塩分はなるべく避け赤ちゃんの内臓に負担をかけないように心がけましょう。

中期の頃に新たに食べられる食品は鶏肉や赤身の魚などがあります。
卵も食べられるようになりますが、卵アレルギーの心配があるようならお医者さんと相談してから与えた方がいいですね。

食べさせる量

食べる量は個人差がありますが、炭水化物大さじ35、野菜・果物類、たんぱく質類をそれぞれ大さじ23程度です。

中期頃の栄養は、離乳食からおよそ3040%取っているので主体は母乳やミルクです。

離乳食を食べた後に「まだ食べたい〜!」と欲しがるようなら、欲しがるだけ母乳やミルクを与えてくださいね。

離乳食後期(9〜11ヶ月頃)

与えるもの

豚肉牛肉赤身火を通した青魚潰した大豆など、与えられる食品の幅がグンと多くなります。鉄分が不足しがちにならないように、まぐろやカツオ、大豆製品を積極的に与えてみると良いです。

油を使う料理は消化しにくいので、なるべく控えめにし、味付けも薄味を心がけましょう!

食べさせる量

食べムラがある子もいますが、中期と同じぐらい食べていれば問題ありません!

3回食になると、6070%の栄養を離乳食から摂取するようになります。
食後の母乳やミルクは欲しがるだけ与えて構いませんが、無理に与えなくても大丈夫ですよ!

私はこの頃から食後にお茶を飲む練習させていました。

離乳食初期から、個人差はありますがこのようなペースで進めていくと親子で楽しく食事の練習ができますよ!
日々忙しいお母さんにとって、お子さんに何をどのくらい与えたか記録しとおく「離乳食献立カレンダー」があると、とても便利です。

 

日にちと与えた時間、食材と食べた量をお母さん自身がわかるように記入していきます。

どんなものが苦手なのか、どんな味のものならたくさん食べるかなど知ることができるメリットや、記録することでお母さんも何をどれだけ与えたか忘れずに済みます。

私は結構忘れっぽいことがあるので、離乳食献立カレンダーがあったおかげでかなり助かりました。

携帯アプリでもこういった記録カレンダーがありましたが、私の場合いちいち開くのが面倒だったので1ヶ月分記入できるA4サイズの手書きカレンダーを作り、冷蔵庫に貼って毎日のペースを見ながら離乳食を作っていました。

是非献立カレンダー、チャレンジしてみてくださいね!

まとめ

  1. まずは「離乳食を与える時間」を決めましょう
  2. 離乳食初期はまず炭水化物からスタート!
  3. 新しい食材は必ず11種類、小さじ1からスタート!
  4. 増やす時は小さじ1ずつ増やしましょう
  5. 味付けは食材の味を活かして、なるべく薄味に。(中期から)
  6. 食べなくても無理強いせず赤ちゃんのペースで
  7. 離乳食献立カレンダーで与えた食べ物を忘れずに!

赤ちゃんが食べ物に興味をもって食べたくなるように、「とってもおいしいよ!」などお子さんにお話しながら食事をすると、お母さん自身もリラックスして与えることができます。

楽しい離乳食ライフにしてくださいね!

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