生後5.6ヶ月頃を過ぎると、いよいよ離乳食がスタートしますよね!

どんな食材なら食べさせて良いとか、○歳を過ぎたら食べても大丈夫だろうなどママやパパは覚えておかないといけないとことも沢山!

離乳食を進めていくと、「たぶんこの食材はもう食べても大丈夫じゃない?」と考えがちなのが、「たらこ」です。

私の息子が1歳半頃の頃、義実家で夕飯を食べる機会があり食卓に「たらこ」が出たことがあったのですが大人が食べている姿を見てか、息子も食べたそうにしていたので一口だけあげたことがありました。

でも、これは大きな間違い!

たらこをあげるには、まだ月齢早かった事実を後から知りまして息子の様子がおかしくなったりしないかと不安な日を過ごしたこともありました。

たらこが好きな方や、よくたらこを使った料理をする方はお子さんに何歳から食べさせて良いか知りたいですよね!!

そこで今回は離乳食で生たらこ、焼きたらこ、明太子、市販のたらこソースはいつから食べさせることができるのか?

食べさせる時の注意ポイントや、たらこを使ったおすすめのレシピを紹介していきます。

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たらこは離乳食で何歳から食べさせてもいい?生たらこと焼きたらこ、明太子の場合

たらこを使った料理はとても美味しいですよね。

「とっても美味しいから、食べてみる?」と子供がよだれを垂らし食べたそうにしていると、ついつい勧めたくなりますがちょっと待ってください!

たらこは塩分がかなり強い食材ですよね。

離乳食時期の赤ちゃんは消化器官で分解し排出する力が未発達なので、たらこのような塩分がかなり強い食材は消化しづらく子供の体に負担がかかるのです。

たらこを離乳食として調理し、食べさせる場合は必ず塩分濃度を低くする処理をし、誤嚥防止に皮を取り除き、加熱処理を行わなければいけません!

ここまでの処理を完璧に行えば、1歳半頃にごく少量程度なら与えることができますが、できれば消化器官で分解し排出する力が大人とほぼ同じになる3歳頃になってから少量与えるように配慮したほうが良いですね。

ここまでお話すれば大体わかると思いますが「たらこ」にも生たらこ、焼きたらこ、明太子と種類がありますよね。

この3食品について詳しくお話していきます!

生たらこの場合

離乳食で、生たらこを与えることは絶対にいけません!

細菌から食中毒に⁈

「赤ちゃんにお刺し身は食べさせてはいけない」これは生の魚は細菌が付いている可能性があって、免疫力が少ない乳幼児が生魚を食べてしまうと食中毒になる危険性があるからです。

生たらこも同様で、ほんの少しでも細菌に汚染されていたら下痢や嘔吐など食中毒症状がでる場合があります。

塩分が高い!

とにかく子供には塩分が高すぎます!塩分を減らすには、氷水に生たらこを入れ10分から15分つけておきましょう。

そうすると塩分量が30%ほど減ります!さらに誤嚥のもととなる皮をとり、必ず加熱処理をして与える量はごく少量程度です。

アレルギー症状の原因にも!

たらこはタラの卵巣を塩漬けしたものです。魚卵でアレルギー症状が出る可能性もあります!  

添加物がたくさん含まれています!

たらこは色味がよく固くて身がプリっとしたものが高級品だと言うことを知っていますか?

高級品のたらこはスケソウダラの卵巣に自然海塩、純米みりん、純米酒のみを使った無添加の商品として売られているのですが、実は色が悪く柔らかいたらこは高級品のたらこと同じような見た目食感を出すためにたくさんの添加物を使って作られています。

その数はなんと、10種類以上!添加物全てが体に悪いと言うわけではありませんが、毒性の強い添加物もあります。

子供の口に入るものは出来る限り無添加のたらこを選ぶように心がけたいですね。

焼きたらこの場合

加熱処理が十分にされている焼きたらこは、身をほぐしてごく少量程度であれば離乳食として取り入れることができます。

しかしながら注意したい事は生たらこ同様塩分が高いことやアレルギー症状の危険性、そして添加物が大量に入っている可能性があることです。

十分に注意して離乳食に取り入れましょう。

明太子の場合

明太子は生たらこと同様で、食中毒のリスク•アレルギーの危険性塩分が高いことから、こちらも下処理が必要になります。

明太子はたらこと別物と思っている方もいらっしゃると思いますが、明太子はたらこをさらに味付けしたものです。

少し難しいのでおさらいしましょう!

無添加生たらこはスケソウダラの卵巣に

  • 自然海塩
  • 純米みりん
  • 純米酒

を加えた食品です。

無添加明太子はスケソウダラの卵巣に

  • 自然海塩
  • 純米みりん
  • 純米酒
  • 丸大豆しょうゆ
  • 昆布だし
  • かつおだし
  • 水あめ
  • 唐辛子

を加えた食品です。

さらに塩気が増しましたよね…。離乳食時期の子供にそのまま食べさせることはできません!

今紹介した明太子に入っている調味料は無添加の明太子を作る工程で必要な調味料であり、先ほどもお話しした通り添加物を入れて美味しそうに見立てた生たらこを明太子にする場合は、さらに数種類の添加物を加えて明太子を作っているのだそうです。

ちょっとと考えただけで恐ろしいですよね。

少し話が長くなりましたが、乳幼児にたらこを与えるには塩分以外にも様々なリスクがあることを理解していただけたかと思います。

1歳半頃からほんの少しの量を加熱処理すれば食べることは可能ですが、できる限り3歳を目安に加熱処理したたらこを少量食事に取り入れるようにしたいですね。

子供に初めてたらこを食べさせるときに気をつけることは?

「たらこ」について知識がついてくると、いざ食べさせるときに少しドキドキしますよね。お子さんに初めてたらこを食べさせるとき、どんな点に気をつければ良いのでしょうか?

はじめての「たらこ」は少量で塩分控えめに。

はじめて与える食材は基本1さじからが原則ですよね。たくさん与えてしまうとアレルギーの症状が出る心配があります。

1日にたらこ以外で初めて食べる物を与えることも控えましょう。

食べるのを拒否したら無理に食べさせてはいけません。

たらこを食べさせたとき、お子さんが嫌がったら要注意です!

単純に口に合わない場合もありますが、違和感を感じて食べたくないと思っている可能性も。様子を見て進めてくださいね。

アレルギーの原因になりやすいので月齢時期は守りましょう。

離乳食は食の練習段階です。早い時期からあえて食物アレルギーになりやすい食材を与える必要はありません!
必ず成長段階を見て与えるようにしましょう。

たらこを子供に食べさせるとアレルギーや蕁麻疹など心配はない?原因は?

たらこを食べさせてアレルギー症状が出るか心配ですよね。先ほどもアレルギーのお話を少ししましたが、アレルギー症状がでるかどうかは食べてみないとわかりません。

ではなぜたらこを子供に食べさせるとアレルギー症状が出るのか。

それはお子さんの体が「たらこ」を食べた時に胃の中で細かく分解しきれず「これは異物だ!」と勘違いして体の外に追い出そうとする過剰反応が原因です。

この過剰反応こそが、アレルギー症状のひとつである蕁麻疹などにあたります。

食物アレルギーは、食べ物を食べてからすぐ症状が出る「即時型」と食べてから症状がゆっくり出る「遅延型」があります。

症状は蕁麻疹に限らず以下のような症状が出ることがあります。

皮膚に症状がでる場合

  • かゆみ
  • 赤み
  • 湿疹
  • 浮腫み
  • 蕁麻疹

目に症状がでる場合

  • かゆみ
  • 充血
  • まぶたの腫れ
  • むくみ

鼻に症状がでる場合

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 呼吸困難

口や喉に症状がでる場合

  • かゆみ
  • 腫れ
  • イガイガ感

消化器に症状がでる場合

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢

全身に症状が出る場合

  • 普段に比べぐったりしている
  • 意識が朦朧としている
  • 意識がない(アナフィラキシーショック)

このような状態が出た場合、アレルギー症状の可能性がありますので覚えておきましょう。

反応が出た場合は一時的にたらこを食べさせることをやめてください。お子さんの消化能力が発達すると、このような症状が出なくなる可能性もあります。

まずは本当にアレルギーの症状だったのか病院で検査をすることをおすすめします。

「アレルギーになるかもしれないから食べさせるのはよそう」と最初から諦めてしまう考えは、育ち盛りのお子さんの発育•発達に影響がでることもあるので、自己判断で食べ物の除去する行為はやめましょう!

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たらこスパゲティが好きなママ必見!市販のたらこソースは何歳からOK?

たらこスパが好きなお母さんであれば、お子さんと一緒に同じ食事を早く食べたいと思いますよね!

市販のたらこソースであれば加熱処理もしてあるし大丈夫ではないかと考えがちですが、入っているものはやはり「たらこ」。

塩分が非常に高いので、市販のたらこソースであっても3歳頃を目安にあげたほうがお子さんの消化機能の負担もなく安心です。

余談ですが、市販のベビーフードとして販売している商品で、「たらこ」を使ったものがあるのかお店に行って見てみたのですが、全くありませんでした!

やはり塩分やアレルギーの関係からか作っていないのですね。

我が子のたらこデビュー体験談!うちの子はこうでした!

他のご家庭のお子さんが「たらこデビュー」をした時、何歳位だったか、アレルギー体質だったかなど知りたいことって山ほどありますよね。私の子供含め体験談を紹介します。

体験談その1

私の息子の話ですが、1歳半の時初めて少量たらこを口にしました。

私はその時子供にたらこを食べさせるのは危険だという認識がなく、後から知ったとき何かアレルギーの症状が出るのではないかとかなり不安になりましたが、特に何の症状も出ず安心しました。

それから2年後の3歳半頃の時、夫が出張に行った際「子供でも食べられる明太子」というチューブタイプのものをお土産に買ってきてくれました。

実はその数ヶ月前に鼻水やくしゃみが止まらず何かのアレルギーがあるかもと病院で検査を受けたところ食物アレルギーは無いが花粉症であるということが発覚しました。

食物アレルギーは無いとお医者様に言われたので、少量ご飯にかけ食べさせました。

もちろん明太子は塩分が多いし添加物が入っているので少し不安ではありましたが、やはり3歳を過ぎてから食べた事で消化機能も力がつき、特に問題なく今でもたまに食べています。

体験談その2

私のいとこの息子の話です。今小学校3年生なのですが、父親がアレルギー体質だったこともあり、たらこは幼稚園年少の4歳から少量をたまに食べさせていました。

特にこれといってアレルギー症状のようなものも出なかったので安心しきっていたのですが、6歳の頃急に発疹や吐き気の症状が出て病院に駆け込み検査をしたところたらこによるアレルギーがわかったのです。

明太パスタがとても好きだったので、「また食べたい〜!」と本人は言いますが、食べるとまた発疹や他の症状も現れる可能性があるので今はまだストップしています。

体験談その3

私の姪っ子の話です。現在小学校6年生でつい先日までたらこを食べたことがありませんでした。

というのも幼稚園入園の際にアレルギーがあるか病院で検査をしたときにアレルギー体質だということがわかり、なりうる可能性の食べ物は禁止されていました。

食卓にアレルギーの原因になるようなおかずは極力おかないようにはしていましたが、やはり「どんな味なのかひと口食べてみたい」と年齢が上がるにつれ訴えてくるようになり小児科の先生に相談をしたところ11歳か12歳頃まで我慢して…と言われました。

この年齢になると食物アレルギーは発症しにくい年齢のようで、姪っ子もそれを理解し我慢してきました。
そして今現在先生の許可もおり少量のみですが、食べられるようになりました!

2歳までのお子さんにおすすめのたらこを使ったおすすめレシピ3選

たらこは塩分を減らし必ず加熱処理をすれば、1歳半のお子さんにも少量程度なら与えることができることを理解した上で、2歳までの子におすすめのたらこを使ったレシピを紹介していきます!

カリフラワーとジャガイモのサラダたらこ和え

材料

  • カリフラワーの小房 2個
  • じゃがいも2分の1
  • たらこ 少量
  • オリーブオイル 小さじ1
  • レモン汁 小さじ2分の1

作り方

  • じゃがいもは皮をむき一口大に切りましょう。鍋にカリフラワーとジャガイモを入れ柔らかくなるまで茹でます。
  • ボウルに茹でたジャガイモとカリフラワーを入れフォークなどで潰しましょう。オリーブオイルとレモン汁を入れ、最後にたらこを加えて混ぜれば完成です。

ほうれん草とたらこのバターソテー

材料

  • ほうれん草 30グラム程度
  • たらこ 少量
  • バター小さじ2分の1

作り方

  • ほうれん草は茹でて根本を切り2〜3センチの長さに切ります。
  • フライパンに中火でバターを溶かし、切ったほうれん草とたらこを入れ炒めれば完成です。

にんじんのタラコ和え

材料

  • にんじん 30g
  • 焼きたらこ 少量
  • マヨネーズ 小さじ2分の1

作り方

  • にんじんは2センチ位の長さの千切りにしましょう。耐熱の器に入れラップをかけ電子レンジで1分加熱し水気を切ります。
  • ボウルににんじんを入れ、さらに焼きたらことマヨネーズを加えて完成です。

どのメニューも簡単に作れます。塩を使わずたらこの塩分を生かし作れますし何より野菜も一緒に取れるのがいいですよね。

まとめ

たらこは加熱処理をすれば1歳半から離乳食としてあたえることができますが、塩分や添加物が多い点に注意しなければいけません!

塩分濃度を低くし、無添加のたらこを選ぶと尚安全です。

たらこが原因でアレルギーになる可能性もあることを考え、上手に与えるようにしましょう。

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