いつも職場でお世話になっている上司や先輩に、日頃の感謝をこめ暑中見舞い送ろうとハガキの準備はしたものの、どんな感じで書き進めたらよいのか、難しいな…と感じていませんか?

実は私も就職してから初めて職場の上司や先輩に暑中見舞いのはがきを書こうとした時、同様の事態が起きまして…。

わざわざ図書館に行って「暑中見舞いの書き方」をじっくり読んだ経験があります。

社会人として、季節の挨拶状を送る基本的なマナーは覚えておきたいですよね!

どのような文章構成で暑中見舞いのはがきを書けば良いのか、基本を押さえればあなたも簡単に丁寧な文章で書くことができますよ!

そこで今回は、暑中見舞いを会社の上司や先輩に書く際気をつけたいことや、ビジネスでも役に立つポイントを解説していきます!

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簡単な暑中見舞いの書き方!会社の上司や先輩に書く時に気をつけたいこと

まずは暑中見舞いを書く時の基本として、以下の順番で書いていくことを覚えてくださいね。
項目ごとに気をつけたいポイントを解説していきます。

暑中見舞いの書き方の順番
  1. 暑中見舞いの言葉
  2. 時候の挨拶
  3. 日頃の感謝の言葉
  4. あなた自身の近況
  5. 相手の健康を気遣う言葉
  6. 日付

この順番で書くことをまずは覚えてくださいね。

では、一つ一つのポイントを分かりやすく説明していきます。

暑中見舞いの言葉について

一般的に「暑中お見舞い申し上げます」という冒頭のあいさつから始まりますが、「見舞う」という言葉は、実は送る相手よりあなたが上の立場の場合に使う言葉なのです!

あなたよりも上の立場である上司や先輩に暑中見舞いを送るときは「暑中お伺い申し上げます」と書きましょう!

「お!よく知っているな!」と相手が好印象に思うはずです。
全体的に見て、あいさつ文は少し大きめに書くことを意識しましょう!

時候の挨拶

冒頭のあいさつの次に書く、季節を表す言葉を用いた文章になります。

暑中見舞い=暑い時期ですよね。「猛暑」「暑い日」「厳しい暑さ」のようなワードを使い、さらに相手の健康を気遣う言葉を交えた文章を作っていきます。

例えば…

時候の挨拶例

「暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。」

「梅雨が明け厳しい暑さの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。」

「猛暑が続いておりますが、皆様にはますますご健勝のことと存じます。」

「厳しい暑さが続いておりますが、ご健勝のことと存じます。」

このような文章です。もっと深くお話すると、「いかがお過ごしでしょうか」と「ご健勝」の使い分けができると完璧ですね!

同じ部署や建物の職場で働いている=近くにいる場合は、「ご健勝のことと存じます。」を使いましょう。

逆にあなたの仕事場は都内だけど、社長は大阪で離れて仕事をしている=遠くにいる場合は、「いかがお過ごしでしょうか」になります。

日頃の感謝の言葉

日頃からお世話になっている感謝の気持ちを伝えましょう。

日頃の感謝の言葉例

「日頃は何かとお世話になり、大変感謝しております」

「いつもご指導いただき、ありがとうございます」

「この度は夏期休暇をいただき、ありがとうございます」

あなたがいつもどのようなことで感謝しているか想像し、夏期休暇をいただいている場合は、休暇をいただいたお礼の言葉を書くようにすると書きやすいですよ!

あなた自身の近況

休暇中に行った先の事や、今後の仕事に対してのあなたの意欲を文章にしてみましょう。
あなたらしさが相手に伝わるとより良いですよ!

自身の近況例

「休暇中に家族で温泉旅行に行って参りました。おかげさまでリラックスすることができ、休暇後からはより一層業務に力を入れていきたい所存です」

「休暇中に夏バテにならないよう、毎朝体を動かすトレーニングをしております。休み明けからも一層会社貢献させていただきます」

相手の健康を気遣う言葉

あなた自身の近況を書き終えたら次は相手の健康を気遣う文章を書きましょう。

相手の健康を気遣う言葉例

「まだまだ暑い日が続く様です。どうかお体に気をつけてお過ごし下さい。」

「厳しい暑さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。」

気遣う言葉ですので、あまりくだけた表現にならないように注意し文章を作りましょう。

日付

最後にはがきを送る年と月を書きましょう。「平成○年 ○月」のような感じです。

○月の部分を、夏の時期で最も暑い意味である「盛夏(せいか)」を使い、「平成○年 盛夏」と締めくくっても良いでしょう。

暑中見舞いを出す時期にも気をつける

暑中見舞いのはがきを出す時期にも注意してくださいね。二十四節気の「小暑」77日頃から「立秋」の前日である86日頃に送りましょう。

立秋の前日までに相手の方に届くように投函してください!

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暑中見舞いの書き方はビジネスでも使える?覚えておきたいポイント

暑中見舞いの基本的な書き方をマスターしたところで仕事上でも使える、覚えておくと役に立つポイントをお話ししていきます。

目上の人へ送るはがきは基本的に「縦書き」!

お店で販売されている暑中見舞いのはがきや、テンプレートは横書きと縦書きのものがありますよね。年賀状の場合も同じですが、横書きの場合は親戚や友人へ。

縦書きのものは、会社の上司や先輩のようなあなたより目上の人用になります。縦書きのはがきを使用する場合は、必ず宛名も縦書きに書くようにしましょう。

送り先の住所や相手の肩書を省略してはいけません!

住所や相手の肩書を省略しても、相手にはがきが届かないと言う事はありませんが「省略」して書く事は相手に失礼に値しますので、省略せずに丁寧に書きましょう。

名字の漢字に注意しよう

住所や相手の肩書を省略するのは失礼に値するのと同じで、送る相手の苗字に使われている漢字にも注意が必要です。

例えば「斉藤さん」という方がいるとします。「斉藤」という漢字には「斎藤」と「齋藤」もありますよね。送る側のマナーとして、正しい漢字を使いましょう。

既製品のはがきも一言添えましょう

既製品の暑中見舞いのはがきを使用する場合、すでに

  • 冒頭の挨拶
  • 時候の挨拶
  • 相手の健康を気遣う文章

が印字されているものが多くあります。

そのまま出しても問題はありませんが、あなたの近況や感謝の言葉を一言添えて送ると相手に気持ちが伝わり好印象を与えることができます。

まとめ

  1. 目上の方に送る場合は「暑中お伺い申し上げます」
  2. 冒頭の挨拶文は少し大きめに書きましょう
  3. 「いかがお過ごしですか」と「ご健勝」を使い分けましょう
  4. 日ごろの感謝を丁寧に伝えましょう
  5. 近況報告はあなたらしさを出せるチャンスです
  6. 暑中見舞いの葉書を出している期間を忘れずに!
  7. はがきは縦書きを選びましょう
  8. 名字の漢字や住所、肩書を省略しないように注意しましょう

いざ書こうとすると、難しく感じてしまう暑中見舞いですが基本さえ覚えればマナーのある暑中見舞いが書けるはずです。

オリジナリティーあふれる暑中見舞いが書けるといいですね!

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