旅は日々の疲れを癒す最高のお薬ですよね〜。飛行機に乗って海外旅行に行く際、毎回セキュリティーを通りますが、何かひっかかるものがないかドキドキしませんか?

私は旅と飛行機が好きすぎて、職場が空港勤務。搭乗ゲートへ行く時に「ピピー!」と体の何かに反応して検査を受けているお客様や手荷物に引っかかってしまい中身を全て出さなければならない事態になっている方をよくお見かけします。

長年勤務していた中、よく質問されたのが「食べ物」についてです。

海外へお出かけ予定のあなたに今回は手荷物に持って入って良いもの•ダメなものを詳しくお答えします!

最後は手荷物として持ってはいけないNG品も紹介します!

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手荷物にNGな食べ物は?飲み物は完全NG?ギモンにお答えします!

国際線を利用する際、搭乗前や機内で食べようと買ったものや、現地で食べる予定の食べ物がセキュリティーで引っかかり検査に時間がかかってしまった…という経験をした方、結構いらっしゃいます。

機内持ち込みの手荷物には様々な規則があり、その中で持ち込むことができない食べ物が多数あります。

なぜ持ち込み禁止なのか。大きな理由の一つが、記憶にも新しい2006年イギリスで起きた航空機爆破テロ未遂事件です。
この事件をきっかけに世界共通ルールとして持ち込み制限ができ、液体物の持ち込みが厳しくなりました。

(手荷物として持っていく液体物は必ず100ml以下の容器に入れ、ジッパー付きの保存袋20cm×20cm以下に入れた場合は持ち込み可能です。)

手荷物での持ち込みで制限の対象となる食べ物や飲み物の代表例を紹介します!

デザート類

手荷物で持ち込み制限対象となるデザート類
  • プリン
  • ゼリー
  • みつまめ
  • 杏仁豆腐
  • ぜんざい
  • あんみつ
  • ヨーグルト
  • ババロア
  • 飲むヨーグルト
  • スムージー
  • シェイク
  • ミニゼリー
  • アイスクリーム
  • かき氷など

健康食品や栄養保険食品

手荷物で持ち込み制限対象となる健康食品や栄養保険食品
  • 薬用酒
  • ドリンク剤
  • ローヤルゼリー
  • プレーンエキスなど

漬物や佃煮、加工水産

手荷物で持ち込み制限対象となる漬物や佃煮、加工水産
  • 塩辛
  • しば漬け
  • ぬか漬け
  • 小魚
  • 貝類
  • 海苔
  • 昆布
  • らっきょう
  • 甘露煮
  • キムチ
  • 福神漬け
  • オリーブ等

水物類

手荷物で持ち込み制限対象となる水物類
  • こんにゃく
  • 豆腐
  • ところてん
  • 生麩
  • 生春雨など

缶詰類

手荷物で持ち込み制限対象となる缶詰類
  • みつ豆やあんみつなどの缶詰
  • フルーツの缶詰
  • 野菜缶詰
  • おでんの缶詰
  • シーチキンやカニ缶などの水産缶詰など

菓子作り材料

手荷物で持ち込み制限対象となる菓子作り材料
  • はちみつ
  • ガムシロップ
  • ケーキシロップ
  • メープルシロップ
  • バニラエッセンス
  • 練りあん
  • こしあん
  • 水飴など

調理品

手荷物で持ち込み制限対象となる調理品
  • おかゆ
  • 雑炊
  • 中華粥
  • カレー
  • シチュー
  • 混ぜご飯の素
  • リゾット
  • 中華料理の素など

ジャム類

手荷物で持ち込み制限対象となるジャム類
  • ジャム
  • マーマレード
  • ピーナッツバター
  • チョコクリーム
  • カスタードクリームなど

乳製品

手荷物で持ち込み制限対象となる乳製品
  • マーガリン
  • スキムミルク
  • 生クリーム
  • ホイップクリーム
  • サワークリーム等

スープ類

手荷物で持ち込み制限対象となるスープ類
  • ポタージュスープ
  • コーンクリームスープ
  • クラムチャウダースープ
  • パンプキンスープ等

こういった水分が含まれている食べ物、液体状になっている食べ物に関しては機内に持ち込むのなら先ほどもお話した通り100ml以下の容器に入れ保存袋にいれなければ持ち込みは不可です。

化粧品やシャンプーは容器にうつせますが、さすがに食品は無理ですよね。
こういった食品は預け荷物に入れましょう。

ただし、行き先によって持ち込んではいけない食品がありますので必ず預け荷物に入れる前にチェックしてくださいね!

もしも入っていた場合検疫等で引っかかり、入国に時間がかかります

また果実飲料、清涼飲料、乳飲料、アルコール飲料等の飲み物類もセキュリティーで引っかかりますし、味噌やケチャップなどの調味料やサラダ油、オリーブオイルなどの食用油もそのままの状態で持ち込むことはできません。

セキュリティーが終わり出国手続きした後、免税店などで購入した液体物に関しては先程お話した制限に関わらず機内へ持ち込みも可能です。

セキュリティー前の段階なら預け荷物へ。持ち込む場合は出国審査後に購入しましょう。

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充電器は持ち込みOK?手荷物NG品をリストにしました!

食べ物飲み物以外でも手荷物として持ち込んではいけないものが沢山あります。旅行に持っていく予定のカバンに、持ち込み不可のものが入っていないかチェックしましょう!

最後に今や持っていないと困る存在になった、モバイルバッテリーについても詳しくお話していきます!

ライター またはマッチ

機内持ち込みは1人ライターかマッチ、どちらか1個までです。

チェックインカウンターで預けるスーツケースの中には入れてはいけません。

ターボライター、ジェットライター

普通のライターに比べ強力な炎を出すタイプのライターなため、機内持ち込みはできません。

  • 防水スプレー
  • 静電気防止スプレー
  • 滑り止めスプレー
  • 衣服用スプレーのり

機内に持ち込みはできません。

量の制限等ありますが受託手荷物の中に入れ預入する事が可能です。

リチウム電池

バッテリーが取り外されているものは機内持ち込みも預け入れもできません。
例えばカメラ本体にバッテリーを入れた状態であれば問題ありません。

花火

火薬が使用されているので持ち込みも預け入れもできません。

瞬間冷却材

「硝酸アンモニウム」が含まれており、危険物に該当します。
機内持ち込みも預け入れもできません。

加熱式弁当容器または飲料容器

「生石灰」が含まれており、高温を発生する可能性があるため危険物に該当します。
機内持ち込みも預け入れもできません。

ガス式ヘアカーラー

機内で使う事はできませんが、1個までなら機内持ち込みが可能です。

  • ハサミ
  • カッター
  • ナイフ
  • カミソリ

先が尖ったものは機内持ち込みできません。
こういったものは受託手荷物に入れましょう。

爪切りやT字カミソリ、眉切りバサミなど先が尖っていない小型のものであれば持ち込み可能にはなっていますが機内で使う予定がないものは受託手荷物にいれてしまったほうが良いです。

パソコンの予備バッテリー

100Whを超えるバッテリーは予備電池含めトータル2個までなら機内持ち込み可能です。
160Whを超えるものは持ち込みできません。

このように、機内持ち込み不可のものや個数制限があるものが多数ありますので受託手荷物を預け入れする前までに必ず最終チェックしてくださいね!

受託手荷物に入れてはいけないリチウム電池などが見つかった場合は、搭乗ゲートで呼び出され、預けたスーツケースの中から取り出し作業を職員と一緒にすることとなります!

最後にモバイルバッテリーについてお話します。

携帯を充電するための携帯用バッテリーのほとんどにリチウム電池が使われています。「あれ?持っていけない?」ここまで読んでいただいた方は、そう思ったはずです。

リチウム電池は発熱や発火を引き起こす危険性があるため、機内持ち込みも受託手荷物として預け入れることも危険物とみなし禁止されています。

そんなモバイルバッテリー。バッテリーの容量さえ守れば機内持ち込みのみ可能となります。

国内線利用の場合は、航空会社にもよりますが、100Wh以下のバッテリーは持ち込み可能です。

100Whを超え160Wh以下のバッテリーはパソコンの予備バッテリー同様2個までなら可能です。

160Whを超えるものは没収されます。

国際線利用の場合はどうでしょうか?

残念ながら国内線のように融通は効きません。

日本出発から160Wh以下までのバッテリーを持ち込みできたとしても、国により規制が違うという理由から他国で没収される可能性が高いです。

国際線利用の際は、100Wh以下のモバイルバッテリーを手荷物で持っていくようにしましょう!

まとめ

  1. セキュリティー通過前は水分を含んだ食べ物や飲料は機内に持ち込み不可
  2. 旅先に持っていきたい場合は受託手荷物で預け入れをしましょう!
  3. 液体物は100ml以下のボトルに入れ保存袋にいれましょう!
  4. 出国審査後に買った食べ物や飲み物は機内に持ち込みしてもOKです。
  5. 危険物とみなされるものは機内持ち込みできません!
  6. 国際線利用の際、使用するモバイルバッテリーは100Wh以下を手荷物で!

機内持ち込みや受託手荷物の規則をよく理解すれば、慌てることなく楽しい旅行になります!素敵な旅を…!

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