赤ちゃんが生後5、6ヶ月頃になると、いよいよ離乳食がスタートしますね!
今まで母乳やミルクだけだった赤ちゃんへあげる離乳食は、初めての子育てとなると「この量であっているかしら?」「この食材は使って大丈夫だったかしら?」と、お母さんも不安でいっぱいではないでしょうか?
私自身、1人目の子育ての時どれが正解なのか育児本を読んだり先輩ママの助言をもらったりしながら自分なりに試行錯誤していましたが、離乳食は「与えてはいけないもの」「離乳食の進め方」など注意しなければいけないことがたくさんで日々勉強…。
自分で分かりやすいように離乳食表や献立メニューを作ったりしていました。
不安だらけの育児…ではなく、楽しみながら離乳食を進めていくためにも離乳食初期の進め方や注意点、どのくらいの量を与えるのが適切なのかおさらいをしていきましょう!
さらに赤ちゃんが美味しく食べてくれるレシピも大公開!
離乳食初期の子育て中のママ、必見です!
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離乳食の初期の進め方をおさらい!おいしくごっくんできるレシピも知りたい!
離乳食は、赤ちゃんの成長や発育に合わせて少しずつステップアップしていく、食べる練習期間です!
お母さん自身もあせらずお子さんのペースに合わせてゆっくり進めていきましょう。
まず離乳食初期の目標は、 食べ物をゴックンと飲み込めるようになることです!
まずは離乳食をスタートしても大丈夫かお子さんをチェックしてみましょう!
- 首が座っている
- 支えてあげれば座っていられる
- 大人の食べ物に興味を示している
- よだれの量が増えてきた
- 離乳食用のスプーンを唇にあてても嫌がらない
- 離乳食用のスプーンを口に入れても舌で押し出さない
この項目が「はい」になれば、スタートしてOKのサインです!
では、これから離乳食初期の進め方のポイントをお話ししていきますね!
離乳食の回数•授乳、ミルクについて
赤ちゃんはまだほとんどの栄養をお母さんのおっぱいやミルクから取る時期です。
この時期の赤ちゃんは、授乳やミルクの回数は1日5〜7回程度のはずですが、そのうちの1回分を離乳食にあてましょう!
離乳食後も赤ちゃんが飲みたがるだけおっぱいやミルクを与えてあげてくださいね。
離乳食を与えるタイミング
離乳食を与えるタイミングは、赤ちゃんの機嫌も良くお母さんがバタバタしないゆっくりとした気持ちで食べさせられる時がベストタイミングです!
下記ののスケジュールは、私自身が子供にミルクや離乳食を与えていた時間です。(私の場合授乳で足りなかった分はミルクで補うやり方をしていました。)
7:00 授乳
10:00 離乳食+授乳(ミルク)
13:00 授乳
15:00 授乳(ミルク)
18:00 授乳
20:00 授乳(ミルク)
離乳食はいつも10時頃に与えていました。
家事も一段落したこの時間が一番都合が良いことや、子供も午前中のほうがご機嫌なんですよね!
そして、もしも離乳食後に何か体調に変化が起こったとしてもすぐに病院で受診することができるので、私はこの時間がベストタイミングでした。
与える食材•かたさ
1番最初は消化不良を起こしにくく、食物アレルギーの心配が少ないお粥からのスタートです。
かたさの目安は、ゆるいポタージュスープで粒が全くない状態にしてくださいね!
お粥に慣れたら徐々に野菜を加熱してとろとろのペースト状にしたものを与え、野菜に慣れたら豆腐や白身魚などのタンパク質の食材も与えていきます。
離乳食初期の1ヵ月間に与える代表的な食材を紹介します。
-炭水化物–
- 米
- うどん
- そうめん
- さつまいも
- じゃがいも
-ビタミン類–
- 人参
- かぼちゃ
- ほうれん草
- かぶ
- とうもろこし
- いちご
- 桃
- りんご
- バナナ
- みかん
-タンパク質–
- しらす干し
- ひらめ
- かれい
- 豆腐
- お麩
このような食材が離乳食初期にむいています!
食べさせる量
必ずどの食材も最初に与えるものは小さじ1から始めましょう!
離乳食スプーンでこの量を4回から5回に分けて与えて下さい。
一気に与えてしまうと、飲み込みづらくなりますし、口の周りが大変なことになります…。
赤ちゃんが食材に慣れてきたら小さじ2くらいに増やし、離乳食を始めて1週間後には小さじ3くらいまで増やしてOKです!
赤ちゃんが嫌がる場合は、無理に与えずゆっくりで大丈夫ですよ!
離乳食の進め方
あくまで一例ですが、以下のような進め方で食べ物に慣れさせていきましょう!
- 離乳食1週目(1日目〜7日目)
与える食材はおかゆから始めましょう!
1、2、3日目/おかゆ小さじ1
4、5、6日目/おかゆ小さじ2
7日目におかゆ小さじ3
週終わり7日目に小さじ3まで食べられることを、まず目標に!
- 離乳食2週目(8日目〜14日目)
8、9日目/おかゆ小さじ3、人参小さじ1
10日目/おかゆ小さじ3、人参小さじ2
11、12日目/おかゆ小さじ3〜4、とうもろこし小さじ1
13日目/おかゆ小さじ3〜4、とうもろこし小さじ2
14日目/おかゆ小さじ3〜4、かぼちゃ小さじ1
食べられるようならおかゆを小さじ4でもOKです。ビタミン類も初めは小さじ1からスタートし、問題なければ小さじ2に。
- 離乳食3週目(15日目〜21日目)
15、16日目/おかゆ小さじ3〜4、かぼちゃ小さじ2、しらす小さじ1
17、18日目/おかゆ小さじ3〜4、人参小さじ2、しらす小さじ1
19、20日目/おかゆ小さじ3〜4、とうもろこし小さじ2、しらす小さじ1
21日目/おかゆ小さじ3〜4、とうもろこし小さじ2、しらす小さじ2
3週目はタンパク質に慣れる期間です。タンパク質はアレルギー反応が出る可能性があるので、より慎重に進めたほうが良いのでビタミン類は食べたことのある食材を使うのが良いです。
週終わりにタンパク質も小さじ2にチャレンジしてみましょう!
- 離乳食4週目(22日目〜28日目)
22日目/おかゆ小さじ4〜5、とうもろこし小さじ3、豆腐小さじ1
23、24日目/おかゆ小さじ4〜5、かぼちゃ小さじ3、豆腐小さじ1
25、26日目/おかゆ小さじ4〜5、人参小さじ3、豆腐小さじ1
27日目/おかゆ小さじ4〜5、りんご小さじ1、豆腐小さじ2
28日目/おかゆ小さじ4〜5、りんご小さじ2、豆腐小さじ2
4週目はもう一種類のタンパク質にチャレンジしてみましょう!
この週も、ビタミン類は今まで食べたものを使い、新しい食材のタンパク質を食べても問題ないなと判断すれば、ビタミン類を他の種類に変えてみても良いです。
この前半1ヶ月間でゴックンすることが上手になれば離乳食初期の後半は2回食にステップアップできます。
私のように、1回目の離乳食を10時に設定したのなら、次の授乳•ミルクのタイミングを2回目の離乳食に設定すると体調の変化があっても病院にすぐ行けるためオススメです。
離乳食初期の後半1ヶ月はほんの少し固めのペースト状にして与え、炭水化物•ビタミン類•タンパク質類の食べられる食材を徐々に増やしていきましょう。
食べたことのある食材なら、2種類混ぜて与えても大丈夫ですよ!
離乳食初期の進め方をおさらいできたところで、赤ちゃんが美味しくゴックンできるレシピを紹介します!
炭水化物のメニュー
- 小松菜のおかゆ
緑の野菜は、どうしても食べさせにくい!そんなときはおかゆにまぜましょう。
-作り方–
小松菜の葉先1枚分を柔らかく茹で粗く刻み、すり潰します。10倍がゆ大さじ2程度と一緒に混ぜ合わせたら出来上がりです。
- 枝豆とうどんのおかゆ
枝豆は冷凍のものを使うとラクに作れます!
-作り方–
枝豆5、6粒程度をお湯で柔らかく茹で、枝豆の薄皮をとってみじん切りにし裏ごししてください。うどんは2本くらいあれば十分です。熱湯で茹でて刻みすり潰します。だし汁を少量加えて伸ばしてから裏ごしした枝豆をのせて完成です。
- コーンクリームそうめん
缶詰のコーンを使った簡単メニューです。
-作り方–
そうめん10本分を細かく折ってから熱湯でよく茹でて、水洗いしてからすりつぶしてください。 コーンは小さじ1分を裏ごしします。すりつぶしたそうめんと裏ごししたコーンを混ぜながら一煮立ちさせれば完成です。
ビタミン類のメニュー
- かぶとりんごのとろとろ煮
かぶにりんごを加えることで風味が良くてパクパク食べてくれます。
-作り方–
4分の1の大きさにしたかぶは、水からゆでてすり潰します。2センチ程度の厚さに切ったりんごはすりおろしてください。鍋にかぶとりんごを入れ、ベビー用野菜スープの素を加え、片栗粉でとろみをつければ完成です。
- ブロッコリーと玉ねぎのスープ
野菜スープを加えることでおいしさアップ!
-作り方–
ブロッコリー1個分を茹でて、穂先のみをすり潰してください。玉ねぎはすりおろし、小鍋に玉ねぎ大さじ1と野菜スープを加えトロッとするまで煮ます。最後にブロッコリーをのせて出来上がりです。
- 桃とりんごのデザート
果物のとろみが抜群に美味しくて、毎回完食!
-作り方–
桃、りんご、各1センチ幅の量をすり潰して混ぜるだけ!
タンパク質のメニュー
- 白身魚とトマトのトロトロ煮
トマト風味にすることで魚が食べやすくなります。
-作り方–
お刺身用の白身魚3分の1くらいを熱湯で茹でてすり潰しましょう。6分の1程度にカットしたトマトは果肉のみをすりつぶします。鍋にすりつぶした白身魚とトマト、さらに野菜スープを加えて水溶き片栗粉でとろみをつければ完成です。
- 豆腐とにんじんの出汁煮
鰹節風味のだし汁を使うと美味しくなります。
-作り方–
絹ごし豆腐1センチ角と、2センチの厚さに切った人参をそれぞれすりつぶしましょう。だし汁大さじ2杯程度に混ぜあわせれば出来上がりです。
- 大根とお麩の煮物
お麩でとろみがつき食べやすくなります。
-作り方–
5ミリ程度の厚さに切った大根は、水から茹ですりつぶします。お麩= 2分の1個をすりおろし、だし汁大さじ2で混ぜれば完成です。
野菜スープの素や、出汁は事前に作り冷凍後でストック保存することで時間短縮になります。
市販のベビーフードを使い、自宅でアレンジしる方法もオススメです。
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離乳食の初期に食パンは使える?注意したい初めて食材リスト6つ!
塩分•糖分•油分の少ない食パンは離乳食初期から食べさせることが可能です。
しかしパンは小麦粉やバター•牛乳•卵といったアレルギー反応がでやすい材料で作られていますよね…。
与える時期はおかゆになれてからの離乳食初期、2ヶ月目になってからをオススメします。
パンの耳は切り取り、水分を加えてトロトロの状態にし、さらにすり潰して与えてくださいね!
その他にも初めて赤ちゃんに与える際、注意したい食材って結構ありますよね。
パンはパンでも種類によって注意が必要であったり、お魚も下ごしらえや調理を工夫すれば与えられる食材もあります。
この時期に食べることができるけど、注意したい食材リスト6つを覚えておきましょう!
- バターロール
2ヶ月目から与えることは可能ですが、油脂が含まれているので食パンに慣れてから与えましょう! - レタス、なす、きゅうり、柿
基本的に与えて大丈夫ですが、赤ちゃんが離乳食に慣れてきてから与えたほうが良いとされています。 - グリーンピース、枝豆、そら豆
薄皮を必ず取る手間があります。 - キウイフルーツ
実はアレルギーになる可能性のある食材!与えるのは9ヶ月頃からです。 - たら
たらの身は固くなりやすいです!柔らかく煮たかれいなどの白身魚に慣れてから与えましょう。 - きな粉
水分のある食材と一緒に混ぜて与えましょう。
まとめ
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、「どんな味なのか」「どんな食感なのか」など新しい発見の連続です!
お母さん自身も、「どんな味が好きなのか」「苦手な食材はどれか」などたくさん発見できると思います。
私自身も離乳食をあげながら、「こんなスッパイ顔するんだ!」「この味は大好きなんだ!」と様々な発見があり、とても楽しい離乳食期間でした。
食事を通し、一緒に食卓を囲んで食べる喜びや楽しさをゆったりとした気持ちで進められたら良いですね!
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